書籍『社内データ活用の教科書 ― 予実管理表は、なぜ壊れるのか』の付録ページです。本書に登場する予実管理表を、そのままダウンロードいただけます。
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まず、この2つを並べて開いてください
【制作事業部】予実管理表21期.xlsx(いまの形・第2章)
【制作事業部】予実管理表21期_あるべき形.xlsx(あるべき形・第21章)
同じ会社、同じ数字です。違うのは持ち方だけ。売上高・売上原価・粗利・販管費・営業利益は、4月から7月まですべて一致します。
「あるべき形」のほうで、これを確かめてみてください。
- 30_予実管理表のセルをクリックする
どのセルも数式です。このシートに手入力は一つもありません - 内訳を足して、合計と比べる
合います。というより、ズレようがありません。合計を保存していないからです - 31_資金繰り、32_着地予測、33_顧客別 を見る
すべて 10_売上明細 と同じデータから出ています。発生日で集計すれば損益、入金予定日なら資金繰り、顧客IDなら顧客別。元のデータは一つです
特別な道具は使っていません。Excelだけで作ってあります。集計は SUMIFS という関数で書いていますが、ピボットテーブルでもBIツールでも構いません。大事なのは道具ではなく、シートの分け方です。
収録している五つのファイル
1・2. 制作事業部 ― Web制作会社(第2章/第20章)
年商7,500万円、社員6〜8名。粗利の内訳は手入力、合計は数式。月ごとに1〜5%ズレるのに、4か月を累計すると +5,250円(0.05%)まで相殺されます。四半期でも年間でも合ってしまうので、気づく機会がありません。
「あるべき形」は、この表を本書の設計で組み直したものです。明細テーブル3つ、マスタ2つ、集計シート4つ。第21章で、これを一つずつ開いています。
3. 工事部門 ― 電設工事会社(第3章)
年商3.7億円、2拠点。集計シートの串刺し参照が一行だけ漏れています。全社の売上が毎月0.8〜1.0%、年間で340万円ほど少なく出る。ただし合計シートの中だけを見ていても、絶対に分かりません。
本文を読む前に、探してみてください。ヒントは10行目です。
4. 警備事業部 ― 警備会社(第5〜9章)
年商2.4億円、隊員40名。新規事業の行が、売上高合計のSUM範囲から外れています。育つほど合計から外れる額が増え、表面上の原価率だけが悪化して見えます。
右方向にスクロールすると、営業部が増設した「営業見込み」と、経理が作った「入金予定」のブロックがあります。下には、途中で止まったABC分析が残っています。
5. EC事業部 ― EC事業者(第10〜12章)
年商1.56億円、4モール運営。この表だけ、事情が逆です。データは1件残らずデジタルで存在しています。それでも使えません。同じ商品が、販売先ごとに違うコードで登録されているからです。
まず、これを試してください
本書の第2章に置いた演習です。30分で終わります。
- 合計行のセルを一つずつクリックし、数式バーの中身を見る
- その式が内訳を SUM しているか、それとも別の式かを記録する
- 内訳の行を電卓で足して、合計行の表示と一致するか確かめる
- ズレていたら、数か月分を累計してもう一度比べる
サンプルで手順を掴んでから、自社の表で同じことをやってみてください。たぶん、いくつか見つかります。
ご利用にあたって
- すべて架空のデータです。実在の企業・団体・個人および実際の財務数値とは一切関係がありません。担当者名・取引先名・現場名・商品名も架空です
- 社内での閲覧・研修・検証にご自由にお使いいただけます。再配布や販売はご遠慮ください
- 「あるべき形」は月次の粒度に丸めてあります。実務では取引1件ずつで持ちます
- Excelで開くと自動計算されます。保存し直すと、仕込んである不整合の一部が変化する場合があります。本書の説明と突き合わせる場合は、配布時のまま開いてご覧ください
相談したいことがあれば
サンプルや自社の表で何か見つかったとき。あるいは、見つけたものをどう直せばいいか迷ったとき。そこで止めずに、一度声をかけてください。
お問い合わせ内容の冒頭に「書籍を読んで」と一言添えていただけると、すぐに分かって話が早くなります。