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Google Search Consoleの使い方:SEOで見る5つの機能と、月1回の確認手順

Google Search Console(以下、Search Console)は、自社のサイトが Google 検索でどう表示され、どのくらいクリックされているか、検索の対象になっているかを確認できる、Google の無料のサービスです。
この記事では、SEO のために最初に見ておきたい 5 つの機能と、毎月の確認の手順をまとめます。機能の名称と仕様は、Google の公式ヘルプで確認した内容です(確認日:2026年10月24日)。画面の配置や名称は変わることがあるので、操作で迷ったときは記事末の公式ヘルプを参照してください。

始める前に:プロパティの種類を選ぶ
Search Console では、確認したいサイトを「プロパティ」として登録し、サイトの所有者であることを確認します。プロパティには 2 種類あります。
| 種類 | 対象 | 所有権の確認 |
|---|---|---|
| ドメイン プロパティ | ドメイン全体。すべてのサブドメイン(www など)と http・https を含む | DNS レコードによる確認のみ |
| URL プレフィックス プロパティ | 入力した URL で始まるページだけ(http と https も区別される) | 複数の方法から選べる |
登録したばかりのプロパティには、まだデータがありません。データは登録後から集まり始めるので、数日おいてから確認します。
www ありとなし、http と https をまとめて見たい場合は、ドメイン プロパティが向いています。DNS の設定を変更できない場合は、URL プレフィックス プロパティを使います。
DNSの設定は、どこで行えばいいのか?
ドメイン プロパティの所有権を確認するには、Search Console に表示される TXT レコード(または CNAME レコード)を、ドメインの DNS に追加します。DNS は、ドメイン名とWebサイトやメールの行き先を結びつける仕組みで、その設定は「DNS を管理しているサービス」の管理画面で行います。
注意したいのは、ドメインを購入した会社が、DNS の設定先とは限らない ことです。ドメインまわりでは、次の 4 つが別々の会社になっていることがあります。
| 役割 | 何をしているか | 例 |
|---|---|---|
| ドメインの契約先(登録事業者) | ドメイン名を登録・更新している | お名前.com、ムームードメイン、バリュードメイン、GoDaddy など |
| DNS の管理先 | ドメインのレコード(TXT、MX など)を設定している | 契約先の DNS をそのまま使う場合のほか、Cloudflare や、エックスサーバーなどのレンタルサーバーで管理している場合がある |
| Webサイトのホスティング先 | サイトのデータを置いて公開している | レンタルサーバー、クラウドなど |
| メールサービス | 会社のメールを送受信している | Google Workspace など |
よくあるのは次のような組み合わせです。
- お名前.com でドメインを取得し、DNS もお名前.com の設定を使っている
- ドメインはムームードメインで取得したが、ネームサーバーを Cloudflare に向けていて、DNS は Cloudflare で設定している
- サイトをエックスサーバーなどのレンタルサーバーに置き、ネームサーバーもそのサーバー会社のものにしていて、DNS はサーバー会社の管理画面で設定している
- メールは Google Workspace を使っているが、ドメインの契約と DNS の管理は別の会社にある
Google Workspace のヘルプでも、DNS の管理は登録事業者が担うことが多い一方、別のサービス(サードパーティ)に任せている場合はそちらでレコードを扱う、と説明されています。Google Workspace を使っていても、TXT レコードを追加する場所は、Workspace ではなく DNS の管理先です。
どこで管理しているか分からないとき
- ネームサーバーを調べる: DNS の管理先は、ドメインに設定されている「ネームサーバー」で分かります。.jp ドメインなら JPRS の WHOIS で、ネームサーバーを含む登録情報を調べられます。.com などは ICANN の検索(lookup.icann.org)で登録事業者を確認できます。ネームサーバー名にはサービス名が入っていることが多く、たとえば Cloudflare なら「〜.ns.cloudflare.com」の形になります。
- 請求書やメールを探す: ドメインの契約先は、登録・更新の請求書や案内メールに書かれています。
- 担当者に聞く: Web制作会社や社内の管理担当者に「ドメインの DNS はどこで管理していますか」と問い合わせるのが確実です。
Search Console の画面で、DNS の管理先がリストに表示される場合は、そのサービスにログインするとすぐに確認できます。リストにない場合は、TXT レコードを手作業で追加します。反映には最大 2〜3 日かかることがあり、確認が済んだ後もレコードは削除しないでください(Google の案内)。
注意: 既存の DNS レコードやネームサーバーを不用意に変更・削除すると、Webサイトが表示されなくなったり、メールが届かなくなったりするおそれがあります。所有権の確認で必要なのは、TXT レコードを 1 件「追加」することです。既存のレコードには手を付けず、不安な場合は管理担当者や制作会社に依頼してください。
各サービスの管理画面の名前や操作手順は、サービスごとに異なり、変わることもあります。この記事では扱わないので、それぞれの公式ヘルプを確認してください。
1. 検索パフォーマンス:表示・クリック・順位を見る
「検索パフォーマンス」レポートでは、Google 検索の結果にサイトがどう表示され、どのくらいクリックされたかを確認できます。指標は 4 つです。

| 指標 | 意味 |
|---|---|
| クリック数 | 検索結果からサイトがクリックされた回数 |
| 表示回数(インプレッション数) | 検索結果にサイトが表示された回数 |
| CTR(クリック率) | クリック数 ÷ 表示回数 |
| 平均掲載順位 | 検索結果でのサイトの最上位の掲載順位の平均 |
表の下側では、次の切り口で数字を分けて見られます。
- クエリ(検索された語句)
- ページ
- 国
- デバイス
- 検索での見え方
- 日付
数字を読むときの注意
- 期間の既定は過去 3 か月です。 日付のフィルタで変えられます。データはおよそ 16 か月分までさかのぼれます。Google は 2018年の新しい Search Console の発表で 16 か月分のデータを見られるとしています(現在のヘルプには期間の記載が見当たりません)。隠密のサイトで 2026年10月24日に Search Console API で確認したところ、2025年6月11日以降のデータが返りました。
- 直近のデータは暫定値です。 数時間で変わることがあり、グラフでは点線で表示されます。
- グラフと表の合計は一致しないことがあります。 グラフはサイト全体(プロパティ単位)で集計されます。表の「ページ」と「検索での見え方」はページ単位、それ以外はプロパティ単位で集計されるためです。
- ごく少ない人しか検索していない語句は、表の行に表示されません。 プライバシー保護のため匿名化されるもので、Google は「2〜3 か月の間に数十人を超えるユーザーが検索していないクエリ」としています。クエリ別の合計が全体の数字より小さくなる理由の一つです。
SEO での使い方
検索パフォーマンスは、どのページを何から直すかを決める材料になります。
- 表示回数が多いのにクリックが少ないページは、検索結果に出ているタイトルと説明文が、検索した人の知りたいことに合っているかを見直す候補になります。
- 「クエリ」で、自社が想定していなかった語句で表示されていないかを確認します。記事の内容と検索意図がずれていれば、記事を書き直すか、別の記事に分けることを考えます。
- 期間を比較して、表示回数や順位が大きく変わったページを見つけます。変化があったときは、その前後にページの変更や公開・削除がなかったかを確認します。
平均掲載順位は「最上位の順位の平均」なので、順位の数字だけで良し悪しを判断せず、表示回数・クリック数とあわせて見ます。
2. ページ インデックス登録:検索の対象になっているか
検索結果に表示されるには、まずページが Google のインデックスに登録されている必要があります。「ページ インデックス登録」レポート(Google の一部の解説ページでは、今も「インデックス カバレッジ レポート」と書かれています)では、サイトのページが登録済みか未登録か、未登録ならその理由を確認できます。

未登録の理由として表示される主なものは次のとおりです。
| 表示される理由 | 意味と確認すること |
|---|---|
| URL に noindex が指定されています | ページで検索結果に出さない指定(noindex)がされている。意図した指定かを確認する |
| ページにリダイレクトがあります | 別の URL へ転送されている。転送先が登録されていれば問題ないことが多い |
| 代替ページ(適切な canonical タグあり) | 別のページを正規のページとして指定している。意図どおりなら問題ない |
| 見つかりませんでした(404) | ページが存在しない。削除したページなら問題ない。残すべきページなら URL を確認する |
| クロール済み - インデックス未登録 | Google はページを取得したが、登録していない |
| 検出 - インデックス未登録 | Google は URL を知っているが、まだ取得していない |
| URL が robots.txt によってブロックされています | robots.txt でクロールを止めている。意図した設定かを確認する |
すべてのページが登録される必要はありません。公式ヘルプでも、目標は「すべての重要なページの正規バージョン」がインデックスに登録されることだとしています。削除したページ、転送しているページ、意図的に noindex にしたページが「未登録」に並ぶのは自然なことです。
問題を直したら、レポートの該当する問題の画面で「修正を検証」を選びます。検証は通常 2 週間ほどで終わりますが、もっと長くかかることもあります。進み具合はメールで知らされます。
3. URL 検査:1 ページずつ状態を調べる
「URL 検査」ツールでは、特定のページについて、Google のインデックスでの状態を確認できます。
- インデックスに登録されているか
- Google が選んだ正規の URL
- 前回 Google がクロールした日時
- クロールやインデックス登録が許可されているか(robots.txt や noindex の影響)
通常の検査結果は、Google に最後に登録された時点の情報で、現在のページの状態とは違うことがあります。いまのページを Google が取得できるかを確かめるには「公開 URL をテスト」を使います。ただし、テストで登録できると判定されても、検索結果への表示は保証されません。
新しいページや更新したページについては、「インデックス登録をリクエスト」でクロールを依頼できます。リクエストしても検索結果に表示されるとは限らず、1 日に送れる数にも上限があります。多くのページを知らせたいときは、次のサイトマップを使います。
4. サイトマップ:ページの一覧を Google に伝える
「サイトマップ」レポートでは、サイトのページの一覧(サイトマップ)を Google に送信し、読み込まれたかを確認できます。送信は、レポートの「新しいサイトマップの追加」にサイトマップの URL を入力して行います。
ステータスは「成功」「取得できませんでした」「エラーがあります」などで表示されます。送信したサイトマップはすぐに読み込まれますが、そこに載っているすべての URL がクロール・登録されるとは限りません。
ページを公開・削除したら、サイトマップに反映されているかを確認します。CMS やサイトの生成ツールには、サイトマップを自動で更新するものもあります。
5. Core Web Vitals:表示の速さと安定性
Core Web Vitals のレポートは、左メニューの「エクスペリエンス」→「ウェブに関する主な指標」にあります(2026年10月24日、日本語の画面で確認)。このレポートでは、実際にサイトを訪れた人の環境で計測された、表示の速さ・操作への反応・表示の安定性を確認できます。データは Chrome ユーザー エクスペリエンス レポート(CrUX)に基づいています。
| 指標 | 見ているもの | 良好 | 改善が必要 | 不良 |
|---|---|---|---|---|
| LCP(Largest Contentful Paint) | 主要な内容が表示されるまでの時間 | 2.5 秒以下 | 4 秒以下 | 4 秒超 |
| INP(Interaction to Next Paint) | 操作してから画面が反応するまでの時間 | 200 ミリ秒以下 | 500 ミリ秒以下 | 500 ミリ秒超 |
| CLS(Cumulative Layout Shift) | 表示中のレイアウトのずれ | 0.1 以下 | 0.25 以下 | 0.25 超 |
ページは、似た体験のページのグループごとに評価されます。プロパティを登録したばかりのときや、CrUX のデータが足りないときは「データがありません」と表示されます。データが少ない URL は、レポートに含まれないことがあります。
表の区分名は、2026年10月24日に確認した日本語の画面の表記(「良好 URL」「改善が必要な URL」「不良 URL」)に合わせています。Google の日本語ヘルプでは、「不良」にあたる区分が「低速」と書かれています。ヘルプを読むときは、「低速」と「不良」を同じ区分として読んでください。
アクセスの少ないサイトでは、モバイルとパソコン(PC)のどちらか、または両方で評価が表示されないことがあります。隠密のサイトで同じ日に確認したところ、モバイル・PC ともに「過去90日間にこのデバイスタイプのサイトトラフィックが十分にありません」と表示され、評価は出ていませんでした。これは、評価に使う実際の利用データが足りないという意味です。表示が遅い、あるいは Core Web Vitals の評価が悪い、という意味ではありません。データが足りない間は、PageSpeed Insights などで個別のページを測って確認します。
そのほかに確認しておきたい 2 つ
- 手動による対策: Google の担当者がスパムに関するポリシー違反と判断した場合に表示されます。対策がなければ、緑色のチェックマークが表示されます。
- セキュリティの問題: ハッキングなど、訪問者に危害を与えるおそれのある問題を知らせます。
新しい問題が見つかったときは、登録したメールアドレスにも通知が届きます。
月 1 回の確認手順
Google のガイドでも、Search Console は毎日ではなく、月 1 回程度、またはサイトの内容を変えたときに確認すればよいとしています。次の順番は、公式の説明をもとに隠密が整理した確認手順です。
- 手動による対策・セキュリティの問題: 何も表示されていないことを確認する
- ページ インデックス登録: 登録済みのページ数が大きく減っていないか、残したいページが未登録になっていないかを見る
- 検索パフォーマンス: 前の期間と比べて、表示回数・クリック数が大きく変わったページとクエリを確認する
- サイトマップ: ステータスが「成功」のままかを見る
- Core Web Vitals: 「不良」のグループが増えていないかを見る(データが表示されないサイトは、この項目は飛ばしてかまいません)
- 気になるページを URL 検査で調べる: 新しく公開したページ、直したのに反映されないページ
数字に大きな変化があったときは、その前後にサイトで何を変えたかを記録と照らし合わせます。
古い名称・終了した機能
古い解説記事では、いまは名称が変わったり終了したりした機能が紹介されていることがあります。
| 古い記事や一部の公式ページでの名称 | 現在 |
|---|---|
| インデックス カバレッジ(カバレッジ)レポート | 「ページ インデックス登録」レポート |
| モバイル ユーザビリティ レポート | 2023年12月1日に終了(モバイル フレンドリー テストも同日に終了) |
| Core Web Vitals の FID(First Input Delay) | 2024年3月12日に INP(Interaction to Next Paint)へ置き換え |
権限:所有者が誰かを確認しておく
Search Console では、プロパティの「所有者」だけが、ほかのユーザーを追加・削除できます。権限には、所有者(確認済み所有者・委任された所有者)、フルユーザー、制限付きユーザーがあります。ユーザーの管理は「設定」の「ユーザーと権限」で行い、このページは所有者にしか表示されません。
ここからは隠密の運用上の推奨です。制作会社に設定を任せた場合、制作会社だけが所有者になっていることがあります。自社の担当者が所有者に入っているかを一度確認しておくと、担当や委託先が変わったときにもデータを見続けられます。
よくある質問
Q. ページが検索結果に出てきません。
A. まず「URL 検査」でそのページを調べ、インデックスに登録されているかを確認します。未登録なら、表示される理由(noindex の指定、robots.txt によるブロック、正規の URL の選ばれ方など)を見て、意図しない設定がないかを確かめます。公開直後のページは、登録まで時間がかかることがあります。
Q. 検索パフォーマンスの数字が急に減りました。
A. 期間の設定、直近のデータが暫定値であること、比較している期間の違いを先に確認します。そのうえで、ページ インデックス登録で登録済みのページが減っていないか、手動による対策が出ていないか、その時期にサイトで変更をしていないかを確認します。
Q. 「インデックス登録をリクエスト」は何度も送ったほうがよいですか。
A. 公式ヘルプでは、リクエストしても表示されるとは限らないこと、1 日に送れる数に上限があることが書かれています。Google は、同じ URL の再クロールを何度もリクエストしても早くクロールされることはない、と明記しています。クロールには数日から数週間かかることがあります。多くのページがある場合は、サイトマップで知らせる方法が案内されています。
参考にした公式情報(確認日:2026年10月24日)
- Search Console について(Search Console ヘルプ)
- 検索パフォーマンス レポート(検索結果)
- ページ インデックス登録レポート
- URL 検査ツール
- サイトマップ レポート
- Core Web Vitals レポート(区分名はヘルプでは「低速」、画面では「不良」)
- [[手動による対策] レポート](https://support.google.com/webmasters/answer/9044175?hl=ja)
- プロパティを追加する
- Google に再クロールをリクエストする(Google 検索セントラル)
- セキュリティの問題レポート
- サイトの所有権を確認する(DNS レコードによる確認)
- ドメイン登録事業者を確認する(Google Workspace 管理者ヘルプ)
- JPRS WHOIS(.jp ドメインの登録情報)
- ICANN Lookup(.com などの登録事業者)
- Search Console でのユーザーと権限の管理
- Search Console の使い方(Google 検索セントラル)
- Interaction to Next Paint becomes a Core Web Vital on March 12(web.dev)
- Search Central のドキュメントの更新履歴(モバイル ユーザビリティ レポートの終了)
- Introducing the new Search Console(Google 検索セントラル ブログ、2018年1月。16 か月分のデータ)
- A deep dive into Search Console performance data filtering and limits(Google 検索セントラル ブログ、2022年10月。匿名化されるクエリ)
サイトの数字を、自社で見られるようにする
Search Console やアクセス解析を、制作会社ではなく自社で見られる状態にしておくと、改善の順番を自分たちで決めやすくなります。どこから自社で持つかの考え方は、ホームページ運用、どこまで自社でやる? 内製化を「5つの軸」で考えるにまとめています。